かんた内科医院

消化器内科・ドクターヘリ業務を含む救急医学を中心とした大学勤務ののち、医療法人社団　扶洋会　秦病院にて地域医療における「かかりつけ医」として勤務させていただきました。
その外来にいらっしゃる患者さんの中には、一人での通院が難しくご家族が休みをとり付き添われて来院される方もいらっしゃいました。
あるご家族より「病院に連れてくるのも大変なので、先生が訪問診療に来てくれるといいのに…」とおっしゃったのを今でも鮮明に記憶しています。
この地域の現実的そして将来的な課題としての訪問診療・在宅医療のニーズを肌で感じた瞬間でした。

また、時を同じくして社会福祉法人　悠生会よりお声掛けいただき、大野城市中での開業を予定として訪問診療にも従事しました。
その中で、がん患者さんやご家族さんより「最後は自宅で過ごしたい」との声を耳にし、訪問診療によるがんに伴う疼痛管理を主体とする在宅ホスピス（緩和ケア）の必要性を実感しました。

そのため、社会医療法人　原土井病院　緩和ケア病棟勤務を経て、平成28年6月1日に「かんた内科医院」を開設する運びとなりました。
「かんた内科医院」では、地域の方々の「かかりつけ医」として通院が可能な患者さんは午前中の外来診療で、何らかの病気により通院が難しくなった患者さんは午後からの訪問診療にて対応させていただき、永く寄り添い携わっていきたいと思っております。